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『日蓮大聖人御書全集 新版』全文検索

下種の十羅刹女の本迹
   この義理、上に同じ。ただ、神明と十女とを本迹に対する時、十羅刹女は本、神明は迹なり。
本門の付嘱の本迹
   久遠名字の時、受くるところの妙法は本、上行等は迹なり。久遠元初の結要付嘱は、日蓮の今日寿量の付嘱と同意なり云々。
本門の開会の本迹
   久遠の本会を本となし、今日寿量の脱を迹とするなり。
    妙楽云わく「始めに顕すを開と云い、終わりに合するを会と云う」文。
下種の成仏の本迹
   本因妙は本、自受用身は迹なり。成仏は難きにあらず。この経を持つこと難ければなり云々。
下種の三種の教相の本迹
   二種は迹門、一種は本門なり。本門の教相は教相の主君なり。二種は二十八品、一種は題目なり。題目は観心の上の教相なり。
五味の主の中の主の本迹
   日蓮が五味は横竪共に五味の主の修行なり。五味は即ち本門、修行は即ち迹門なり。
本種の師弟不変の本迹
   久遠実成の自受用身は本、上行菩薩は迹なり。三世常恒不変の約束なり。