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『日蓮大聖人御書全集 新版』全文検索

   全く余行に分かたざりし妙法は本、唱うる日蓮は迹なり。手本には不軽菩薩の二十四字これなり。またその行儀これなり云々。
余行に渡らざる法華経の本迹
   義理上に同じ。直達の法華は本門、唱うる釈迦は迹なり。今、日蓮が修行は久遠名字の振る舞いに介爾ばかりも違わざるなり。
下種の法華経の教主の本迹
   自受用身は本、上行日蓮は迹なり。我が内証の寿量品とは、脱益寿量の文底の本因妙のことなり。その教主は某なり。
下種の今此三界の主の本迹
   久遠元始の「天上天下唯我独尊」は日蓮これなり。久遠は本、今日は迹なり。三世常住の日蓮は名字の利生なり。
下種の得法観心の本迹
   久遠下種の得法は本なり。今日・中間等の得法・観心は迹なり。分別功徳品の名字の初随喜の文のごとし云々。
下種の自解仏乗の本迹
   名字の妙法を上行所伝と聞き得る方は、自解仏乗の本なり。聞き得て後、受持する我らは迹なり。故に伝教より日蓮は勝るるなり云々。