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一 日目
二 日華
三 日秀 聖人に常随給仕す。
四 日禅
五 日仙
六 日乗 聖人に値い奉らず。
已上の五人は、詮ずるに聖人給仕の輩なり。一味和合して異義有るべからざるの旨、議定するところなり。
一、聖人御影像のこと。
あるいは五人といい、あるいは在家といい、絵像・木像に図し奉ること、在々所々にその数を知らず。しかるに面々不同なり。
ここに日興云わく「まず影像を図する所詮は、後代に知らしめんがためなり。是に付け非に付け、ありのままに移すべきなり」。これによって日興が門徒の在家・出家の輩、聖人を見奉る仁等、一同に評議して、その年月、図し奉るところなり。全体異ならずといえども、大概麤相にこれを図す。よって、裏に書き付けを成す。ただし、彼の面々の図像、一つも相似ざるの中に、去ぬる正和二年、日順図絵の本有り。相似の分なけれども、自余の像よりもすこし面影有り。しかるあいだ、後輩にかれこ
題号 | 執筆年月日 | 聖寿 | 対告衆 |
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(454)富士一跡門徒存知の事 |