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この女人は、なにとなけれども、自然にこの義にあたりて、しおおせぬるなり。とうとし、とうとし。恐々謹言。
弘安元年四月一日 日蓮 花押
上野殿御返事
(316)
南条殿御返事(芋薑供養の事)
弘安元年(ʼ78)4月14日 57歳 南条時光
いも・はじかみ、悦んで給び候い了わんぬ。いまをはじめぬことに候えば、とかく申すにおよばず候。おりふし、そうそうなること候いしあいだ、委細の御返事に及ばざるの由候ところに候。恐々謹言。
卯月十四日 日蓮 花押
南条殿御返事
題号 | 執筆年月日 | 聖寿 | 対告衆 |
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(315)上野殿御返事(末法要法の事) | 弘安元年(’78)4月1日 | 57歳 | 南条時光 |
(316)南条殿御返事(芋薑供養の事) | 弘安元年(’78)4月14日 | 57歳 | 南条時光 |