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『日蓮大聖人御書全集 新版』全文検索

法印等はこれなり。
 これらの人々このいくさを調伏せば、百日たたかうべきは十日につづまり、十日のいくさは一日にせめらるべし。
 今始めて申すにはあらず。二十余年が間、音もおしまずよばわり候いぬるなり。あなかしこ、あなかしこ。この御文は大事の事どもかきて候。よくよく人によませてきこしめせ。人もそしり候え、ものともおもわぬ法師等なり。恐々謹言。
  文永十一年太歳甲戌十一月十一日    日蓮 花押
 南条七郎次郎殿御返事

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春の祝御書

 文永12年(ʼ75)1月 54歳 南条時光

 春のいわいは、すでに事ふり候いぬ。
 さては、故なんじょうどのは、ひさしきことには候わざりしかども、よろず事にふれてなつかしき心ありしかば、おろかならずおもいしに、よわい盛んなりしにはかなかりしこと、わかれかなしかり