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『日蓮大聖人御書全集 新版』全文検索

(211)

四条金吾殿御返事(留難を止むる秘術の事)

 建治3年(ʼ77) 56歳 四条金吾

 法華経本迹相対して論ずるに、迹門はなお始成正覚の旨を明かす故に、いまだ留難かかれり。本門はかかる留難を去りたり。しかりといえども、題目の五字に相対する時は、末法の機にかなわざる法なり。真実、一切衆生、色心の留難を止むる秘術は、ただ南無妙法蓮華経なり。
    日蓮
 四条金吾殿御返事

(212)

四条金吾御書

 建治4年(ʼ78)1月25日 57歳 四条金吾

 鷹取のたけ、身延のたけ、なないたがれのたけ、いいだにと申し、木のもと、かやのね、いわの上、