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法華行者逢難事
文永11年(ʼ74)1月14日 53歳 門下一同
三郎左衛門尉殿
謹上 日蓮
富木殿
河野辺殿等中
大和阿闍梨御房等中
一切の我が弟子等中
法華経の第四に云わく「如来の現に在すすらなお怨嫉多し。いわんや滅度して後をや」等云々。同第五に云わく「一切世間に怨多くして信じ難し」等云々。涅槃経の三十八に云わく「その時に外道に無量の人有り○心に瞋恚を生ず」等云々。また云わく「その時に多く無量の外道有り。和合して共に摩伽陀の王・阿闍世の前に往きぬ○今、ただ一りの大悪人有り、瞿曇沙門なり。王いまだ検校せず。我らはなはだ畏る。一切の世間の悪人は、利養のための故に、その所に往き集まって眷属となる乃至
題号 | 執筆年月日 | 聖寿 | 対告衆 |
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(127)法華行者逢難事 | 文永11年(’74)1月14日 | 53歳 | 門下一同 |