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○その国の内に三種の不祥を出ださん乃至命終して、大地獄に生ぜん」「もし王の福尽きん時○七難必ず起こらん」の責めを免れ難きか。この文のごとくんば、しばらく万事を閣いて、まずこの災難起こるの由を慥かむべきか。もししからずんば、仁王経の「国土乱れん時はまず鬼神乱る。鬼神乱るるが故に万民乱る」の文を見よ。当時、鬼神の乱れ、万民の乱れ有り。また、当に国土乱るべし。愚勘かくのごとし。取捨は人の意に任す。
正元二年太歳庚申二月上旬、これを勘う。
題号 | 執筆年月日 | 聖寿 | 対告衆 |
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(024)災難興起由来 | 正元2年(’60)2月上旬 | 39歳 |