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破信堕悪御書
かたきはおおく、かたきはつよく、かとうどはこわくして、しまけ候えば、悪心をおこして、かえって法華経の信心をもやぶり、悪道におち候なり。あしきところをば、ついしさりてあるべし。
釈迦仏は、三十二相そなわって、身は金色、面は満月のごとし。しかれども、あるいは悪人はすみとみる。あるいは悪人ははいとみる。あるいは悪人はかたきとみる。
(449)
慧日天照御書
もって一閻浮提の衆の眼を抉るべきか。釈迦仏の御名をば、幼稚にては日種という、長大の後の異名をば慧日という。この国を日本という。主をば天照と申す。
題号 | 執筆年月日 | 聖寿 | 対告衆 |
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(448)破信堕悪御書 | |||
(449)慧日天照御書 |