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(423)
大悪大善御書
大事には小瑞なし。大悪おこれば大善きたる。すでに、大謗法、国にあり。大正法、必ずひろまるべし。各々なにをかなげかせ給うべき。迦葉尊者にあらずとも、まいをもまいぬべし。舎利弗にあらねども、立っておどりぬべし。上行菩薩の大地よりいで給いしには、おどりてこそいで給いしか。普賢菩薩の来るには、大地を六種にうごかせり。
事多しといえども、しげきゆえにとどむ。またまた申すべし。
(424)
安国論正本の事
立正安国論の正本、土木殿に候。かきて給び候わん。ときどのか、また。
五月二十六日 日蓮 花押
題号 | 執筆年月日 | 聖寿 | 対告衆 |
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(424)安国論正本の事 |