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四十九院御書
建治4年(ʼ78) 57歳
四十九院等のこと、彼の別当等は無智の者たるあいだ、日蓮に向かってこれを恐る。小田一房等、怨をなすか。いよいよ彼らが邪法滅すべき先兆なり。「根露るれば枝枯れ、源竭くれば流れ尽く」という本文、虚しからざるか。
弘法・慈覚・智証、三大師の法華経誹謗の大科、四百余年の間隠せる根露れ枝枯る。今、日蓮これを糾明せり。拘留外道が石となって数百年。陳那菩薩に責められ、石即ち水となる。尼犍が立てし塔は、馬鳴これを頽す。臥せる師子に手を触るれば瞋りをなす等これなり。
題号 | 執筆年月日 | 聖寿 | 対告衆 |
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(392)四十九院御書 | 建治4年(’78) | 57歳 |