1821ページ
(293)
筍御書
建治2年(ʼ76)または同3年(ʼ77)の5月10日 55歳または56歳 覚性房
たけのこ二十本、まいらせあげ候い了わんぬ。そのよし、かくしょう房申させ給い候え。恐々謹言。
五月十日 日蓮 花押
御返事
(294)
霖雨御書
弘安元年(ʼ78)5月22日 57歳 覚性房
山中のながきあめ、つれづれ申すばかり候わず。えんどう、かしこまりて給び候い了わんぬ。ことによろこぶよし、覚性房申しあげさせ給い候え。恐々謹言。
五月二十二日 日蓮 花押
御返事