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『日蓮大聖人御書全集 新版』全文検索

御心ざし、申すばかりなく候えば、いずくにて死に候とも、はかをばみのぶさわにせさせ候べく候。
 また、くりかげの御馬は、あまりおもしろくおぼえ候ほどに、いつまでもうしなうまじく候。ひたちのゆへひかせ候わんと思い候が、もし人にもぞとられ候わん、またそのほかいたわしくおぼえば、ゆよりかえり候わんほど、かずさのもばら殿のもとにあずけおきたてまつるべく候に、しらぬとねりをつけて候いてはおぼつかなくおぼえ候。まかりかえり候わんまで、このとねりをつけおき候わんとぞんじ候。
 そのようを御ぞんちのために申し候。恐々謹言。
  九月十九日    日蓮
 進上 波木井殿御報
  所ろうのあいだ、はんぎょうをくわえず候こと、恐れ入り候。

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大豆御書

 弘安期 波木井一族

 大豆一石、かしこまって拝領し畢わんぬ。法華経の御宝前に申し上げ候。