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『日蓮大聖人御書全集 新版』全文検索

 金はやけばいよいよ色まさり、剣はとげばいよいよ利くなる。法華経の功徳は、ほむればいよいよ功徳まさる。二十八品は正しきことはわずかなり、讃むる言こそ多く候えと思しめすべし。
  閏三月五日    日蓮 花押
 楅谷妙密上人御返事

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道妙禅門御書

 建治2年(ʼ76)8月10日 55歳 道妙

 御親父祈禱のこと承り候あいだ、仏前にて祈念申すべく候。祈禱においては顕祈顕応・顕祈冥応・冥祈冥応・冥祈顕応の祈禱有りといえども、ただ肝要は、この経の信心を致し給い候わば、現当の所願、満足あるべく候。法華第三に云わく「魔および魔民有りといえども、皆仏法を護らん」。第七に云わく「病は即ち消滅して、不老不死ならん」との金言、これを疑うべからず。
 妙一尼御前、当山参詣有り難く候。巻物一巻、これを進らせ候。披見有るべく候。南無妙法蓮華経。
  建治二年丙子八月十日    日蓮 花押
 道妙禅門