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兵衛志殿御返事(題目一返の事)
建治3年(ʼ77)6月18日 56歳 池上宗長
青鳧五貫文、送り給び了わんぬ。唱え奉る南無妙法蓮華経一返のこと。恐々謹言。
六月十八日 日蓮 花押
兵衛志殿御返事
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兵衛志殿御返事(鎌足造仏の事)
建治3年(ʼ77)8月21日 56歳 池上宗長
鵝目二貫文、武蔵房円日を使いにて、給び候い了わんぬ。
人王三十六代皇極天皇と申せし王は女人にておわしき。その時、入鹿臣と申す者あり。あまりのおごりのものぐるわしさに、王位をうばわんとふるまいしを、天皇・王子等、不思議とはおぼせしかど
題号 | 執筆年月日 | 聖寿 | 対告衆 |
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(173)兵衛志殿御返事(題目一返の事) | 建治3年(’77)6月18日 | 56歳 | 池上宗長 |
(174)兵衛志殿御返事(鎌足造仏の事) | 建治3年(’77)8月21日 | 56歳 | 池上宗長 |