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るが故に。三には中間は払わるるが故に。もし本土ならば、今仏の栖む所にあらず。今仏の栖む所は、即ち迹土なり。もし本土ならば、一土は一切土にして、応に前後修立・深浅不同なるべからず○迹を執して本となせば、これ迹を知らず、また本を識らず。今、迹を払って本を指せば、本時に栖む所の四土は、これ本国土妙なり」
蔵の因 三祇百劫の菩薩 いまだ見思を断ぜず
通の因 動逾塵劫の菩薩 見思を断ず
迹仏 別の因 無量劫の菩薩 十一品、無明を断ず
円の因 三千塵点劫の菩薩 四十一品、無明を断ず
草座
劣応 蔵 三十四心、結を断じて成道す
天衣
勝応 通 三十四心、見思・塵沙を断ずる仏
迹仏の果 蓮華座
報身 別 十一品、無明を断ずる仏
虚空座
法身 円 四十二品、無明を断ずる仏
題号 | 執筆年月日 | 聖寿 | 対告衆 |
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(089)小乗小仏要文 |