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『日蓮大聖人御書全集 新版』全文検索

(416)

論談敵対御書

 論談敵対の時、二口三口に及ばず、一言二言をもって退屈せしめ了わんぬ。いわゆる、善覚寺の道阿弥陀仏、長安寺の能安等これなり。
 その後はただ悪口を加え、無知の道俗を相語らい、留難を作さしむ。あるいは国々の地頭等を語らい、あるいは事を権門に寄せ、あるいは昼夜に私宅を打ち、あるいは杖木を加え、あるいは刀杖に及び、あるいは貴人に向かって云う「謗法の者」「邪見の者」「悪口の者」「犯禁の者」等の狂言、その数を知らず。終に去年五月十二日戌時、念仏者ならびに塗師・□師・雑人等。