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(343)
上野郷主等御返事
弘安5年(ʼ82)1月11日 61歳 上野郷主等
昔の徳勝童子は、土のもちいを仏にまいらせて一閻浮提の主となる。今の檀那等は、二十枚の金のもちいを法華経の御前にささげたり。後生の仏は疑いなし。なんぞ今生にそのしるしなからん。恐々謹言。
正月十一日 日蓮 花押
上ののごうす等のとのばら
(344)
春初御消息
弘安5年(ʼ82)1月20日 61歳 南条時光
はわき殿かきて候こと、よろこびいりて候。
題号 | 執筆年月日 | 聖寿 | 対告衆 |
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(343)上野郷主等御返事 | 弘安5年(’82)1月11日 | 61歳 | 上野郷主等 |
(344)春初御消息 | 弘安5年(’82)1月20日 | 61歳 | 南条時光 |