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小仏 報身 華厳経のるさな仏
大日経等のびるさな・大日等
ならびに迹門・涅槃経等の仏
涌出品に云わく「阿逸よ。汝は当に知るべし。この諸の大菩薩は、無数劫より来、仏の智慧を修習せり。ことごとくこれ我が所化にして、大道心を発さしめたり。これらはこれ我が子なり。この世界に依止せり」
玄の七に云わく「六に本説法妙とは、経に言わく『これらは我が化するところにして、大道心を発さしめたり。今皆不退に住せり』。『我が化するところ』とは、正しくこれ説法す。『大道心を発さしめたり』とは、小説を簡非するなり。これ本時の説を指して迹説を簡非するなり。迹説多種なれども、もし涅槃に依らば」等云々
迹仏
華厳経に云わく「寂滅道場に始めて正覚を成ず」
増一阿含経の十に云わく「仏、摩竭国の道樹の下に在り。その時、世尊得道していまだ久しからず」
浄名経に云わく「始め仏樹に坐して、力めて魔を降す」
題号 | 執筆年月日 | 聖寿 | 対告衆 |
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(089)小乗小仏要文 |