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〔今経の位を人に配すること〕
征夷将軍〈鎌倉殿〉 無量義経
摂政 涅槃経
院 迹門十四品
天子 本門十四品
〔三塔のこと〕
中堂 伝教大師の御建立 止観・遮那の二業を置く。御本尊は薬師如来なり
止観院 延暦年中の御建立。王城の丑寅に当たる
本院 桓武天皇の御崇重、天子本命の道場と云う
天竺には霊鷲山と云い、振旦には天台山と云い、扶桑には比叡山と云う。三国伝灯の仏法ここに極まれり
講堂 慈覚大師の建立 鎮護国家の道場と云う。御本尊は大日如来なり
総持院 伝教の御弟子 承和年中の建立。止観院の西。真言の三部を置く
第三の座主なり これ東塔と云うなり
西塔
釈迦堂 円澄の建立
伝教の御弟子なり
題号 | 執筆年月日 | 聖寿 | 対告衆 |
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(088)真言七重勝劣事 |