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堀内殿御返事
弘安3年(ʼ80)12月28日 59歳 堀内殿
十字三十。法華経の御宝前につみまいらせ候いぬ。またすみ二へい給び候い了わんぬ。恐々謹言。
十二月二十八日 日蓮 花押
ほりの内殿御返事
(415)
内記左近入道殿御返事
弘安5年(ʼ82)1月14日 61歳 内記左近
春の始めの御悦び、自他申し籠め候い了わんぬ。
そもそも、去年の来臨は曇華のごとし。はたまた夢か幻か、疑いいまだ晴れず候ところに、今年の始め、深山の栖、雪中の室へ、多国を経ての御使い、山路をふみわけられて候にこそ、去年のこと
題号 | 執筆年月日 | 聖寿 | 対告衆 |
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(414)堀内殿御返事 | 弘安3年(’80)12月28日 | 59歳 | 堀内殿 |
(415)内記左近入道殿御返事 | 弘安5年(’82)1月14日 | 61歳 | 内記左近 |