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前四味なり あるいは云わく前四教 あるいは云わく前三教 あるいは云わく先の三教に円教を摂め尽くす
廃なり
「正直に方便を捨てて、ただ無上道を説くのみ」
四時・七教、五時・八教 唯一仏乗
「種々の道を示すといえども、それ実には仏乗のためなり」
「はた、魔の仏と作って、我が心を悩乱するにあらずや」
「久しくこの要を黙して、務めて速やかには説かず」
華厳経・大日経・深密経・楞伽経・大品経・観経等
無量義経 涅槃経等
「我が説くところの経典は無量千万億にして、已に説き、今説き、当に説くべし。しかもその中において、この法華経は最もこれ難信難解なり」
記の六に云わく「たとい経有って『諸経の王なり』と云うとも、『已今当の説に最もこれ第一なり』とは云わず。兼・但・対・帯なること、その義知るべし」
玄の三に云わく「舌口中に爛る」
籤の三に云わく「已今当の妙、ここにおいて固く迷えり。舌爛れて止まざることは、なおこれ華報なり。謗法の罪は、苦長劫に流る」
また云わく「諫暁すれども止まず」
題号 | 執筆年月日 | 聖寿 | 対告衆 |
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(084)一代五時鶏図 |